大会長挨拶

大会長 春名弘一先生

春名 弘一

第16回日本支援工学理学療法学会学術大会 大会長
北海道科学大学 保健医療学部 理学療法学科 教授

皆様、平素より本学会の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。第16回日本支援工学理学療法学会学術大会の大会長を拝命いたしました、春名弘一と申します。

本大会のテーマは、「テクノロジーと人を繋ぐ理学療法 ― 適合技術の深化と支援工学の進化が拓く未来 ―」です。

私たちの領域には、義肢装具、車椅子、福祉用具といった、長い年月をかけて磨かれてきた「適合技術」があります。その一方で、ロボット、ICT、AIを擁する「支援工学」が、目覚ましい速さで進んでいます。深化する知恵と、進化する技術。しかし、どれほど優れた技術も、それ単体で誰かの人生を豊かにするわけではありません。その人の身体と、暮らしと、「こうありたい」という願いを知る者が、技術との間にある溝を埋める必要がある。その役割を担うのが私たち理学療法士だと、確信しています。本大会は、この「繋ぐ」という営みを正面から扱う二日間です。

海外招聘講演には、『観察による歩行分析』の著者、キルステン・ノイマン先生をお迎えします。計測技術がこれほど発達した時代に、あらためて「観る眼」を問う。臨床で培われた観察を、どう評価に翻訳し、介入へ橋渡しするのか。その原点を著者ご本人から直接学べる、またとない機会です。

そして本大会でもう一つ大切にしたいのは、ここを「つながる場」にすることです。講演を聴いて帰るだけでなく、同じ志を持つ仲間として、これからの理学療法を語り合える時間にしたい。北海道ならではの海の幸、旬の野菜、そして手稲の空気も、その対話をきっと後押ししてくれるはずです。

2027年10月2日(土)・3日(日)、会場は北海道科学大学 手稲駅前キャンパス。札幌・手稲の地で皆様にお会いできることを、実行委員一同、心よりお待ち申し上げております。